統　合　失　調　症

統合失調症とは、

考えや気持ちがまとまらない状態が続く病気ですその為気分屋や行動、人間関係などに影響を及ぼします。

統合失調症は、

①健康な時には無かったものが現れる、陽性症状（幻聴、妄想、まとまらない言動）

②健康な時に有ったものが失われる、、陰性症状（意欲の減退）　があります。

③認知機能障害は記憶力、集中力、思考の低下が挙げられます。

人の脳の働きは、脳に張り巡らされたネットワークに制御されております。聴覚、視覚等、五感から入った情報の処理、思考、感情などはこの神経のネットワークによって生まれています。

この統合失調症とは、こうした脳の働きの制御出来なくなった状態。

つまり「統合」・・・五感から入ってきた情報をまとめる事、が

　　　「失調症」・・上手く出来ない　事をいいます。

その原因は脳の機能にある精神障害です。

主な特徴的な症状は、

⑴精神病、現実との繋がりの喪失した状態。　　⑵幻覚（実在しない人や物語が見える）、幻聴(実在しない声が聞こえる)、妄想（ありえない事を信じる）　⑶異常な行動

⑷感情の減少（嬉しい、楽しい、等の感情が乏しくなる）　　　⑸意欲低下（何事に対しても関心が持てない）　　　⑹精神機能、認知機能の低下

⑺日常生活や仕事、対人関係の不適合（家族や友人に対してコミュニケーションが取れない）、身の回りの問題（身だしなみに無頓着になる）などが挙げられます。

原因は遺伝的要因と環境的因子の双方によって起こると考えられております。環境因子はストレスが原因と言われております。

人口の約1％が発症し、男女差はありません。